見るだけで「触れる」

今回紹介するのは、視覚的なバーチャルリアリティの映像を活用することで、「触っている感覚」を実現させる研究の動画です。
「梅干しを見るとつばが出る」というのは、昔からよく言われる例えですが、それに近いことをバーチャルリアリティで実現しようとしています。氷や火などの映像を見せるだけで、「冷たい」「熱い」など現実の世界と同じような感覚を感じてしまうのです。

私たちは、「氷=冷たい」「火=熱い」ということを感覚的に知っています。だから視覚的な情報だけで「氷」を見せられると、脳の中でそれが「冷たいもの」として処理され、本当は氷に触れているわけではないのに、「冷たい」と感じてしまうというわけです。

この視覚的な情報と触覚的な感覚の「リンク」をうまくビジュアル表現に結びつけることができれば、それは情報デザインの領域です。この動画は感覚実験としての意味合いが強いですが、クリエイティブな情報デザインの発想のヒントとなる動画でもあるのです。